2022年2月22日より、DAZNは新価格となりました。
【旧】月額1,925円(税込)→【新】月額3,000円(税込)
また、1ヶ月の初回無料トライアルも終了となりました。
こんにちは、とち( @tochi1203 )です。

こういったカープファンの疑問に答える記事です。
結論、2022年のシーズンもDAZNで広島カープのホーム試合は見られません。
プロ野球12球団の中で唯一、カープはDAZNと契約していないから。
本記事を読むと『DAZNと広島が組まないナゾ』がわかり、かつ全国コイ党が広島戦を視聴する方法がわかります。

本記事は「DAZNと広島のナゾ」の考察が、前半の大部分を占めています。

理由はどうあれ、とにかくカープの試合が見たいんじゃ
という方には、少々焦れったい構成です。
早く広島戦が見たい場合はたぶん記事を読んでる間に申し込みが完了します。
DAZNで広島カープ戦が見れないのはナゼ?

なぜ広島カープの1球団だけが、DAZNと契約しないのか?
摩訶不思議なナゾを考察します。
地元テレビ局への配慮

ネットを調査をすると、広島カープがDAZNと契約しないのは、地元・広島のテレビ局のためだという意見が目立ちました。
つまりDAZNと契約すると、広島戦を放送する地元テレビ局の視聴率が下がるから、という理由です。
広島テレビによると、生中継した2020年の広島開幕戦(6月19日)視聴率は、広島地区で平均27・6%、最高視聴率は39・6%、、、。

ひと昔前の「月9かよ!」みたいな数字を叩き出しているわけです。
義理堅い松田元オーナーが、低迷期から支えてくれた地元テレビ局に恩義を感じているのは間違いないでしょう。
僕自身に広島担当経験はありませんが、在阪スポーツ紙の記者だったので、担当記者からよく松田オーナーの人物評は聞いていました。
なので地元放送局への配慮から、勢い盛んなDAZNといえど二つ返事で『OK』をもらえない、、、かなり有力な説かなと思います。
プロスポーツクラブの地方運営において、今や模範ともいえる広島カープだけに、そのブランドイメージの保持もあるでしょう。
ちょっと余談ですが、松田オーナーの意向もあって、広島球団はマスコミに対して基本的に『各社平等』の方針です。
たとえ事実でも、いわゆる”抜け駆け”に厳しいんです。
ルールを逸した(と判断された)記者は、瀬戸内海に沈みます、、、ウソです。
球団への出入り禁止といったような処遇が課されます。
金額の多寡ではない、、、でしょう

もうひとつ、ネット調査で目立ったのが、広島側が金額に不満だった、という推測。
これは、ないでしょう。
2年前のシーズンオフ、プロ野球の全試合中継を目標とするDAZNに残された課題が、セ・リーグ3球団との契約でした。
そこから2019年に巨人、20年にヤクルトとの放映権の締結に至ります。
ヤクルトとの契約が叶ったとき、DAZN日本法人の社長は下記のようにコメントしました。
「私たちは常に全球団の試合を配信できるよう努めており、今回一つ前進できたことを非常に嬉しく思います」
DAZN NEWSより
残る広島カープとの契約に注力することを、宣言しています。
資金を惜しまず拡大路線を走るDAZNが、あと1球団となった広島相手に”しぶる”とは考えにくい。
ちなみに2019年に結んだ巨人の放映権が、年額25億円を超えると報道されました。
同年に3億円の提示を受けたヤクルトは、巨人との差に怒り断ったというウワサ。(ヤクルトは翌2020年に契約)
こういった経緯を考えても、DAZNは3億円以上を広島に提示している可能性が高いと思われます。
また広島側も、近年のチームの好調により観客動員やグッズ売り上げが増加。
2019年度は、純利益約5億円の黒字と業績堅調です。
【2021年3月】広島カープは2020年の決算を承認。
コロナによる入場者制限やグッズ収入の減少で46年ぶりの赤字に。
このニュースは、逆に45年間も黒字経営が続いていた驚きで話題になりました (゚д゚)!
そんな広島が

いやいやダゾーンはん、ちょっと足りまへんで!
というのは、やっぱり考えられないですね。
以上がDAZNで広島1球団だけ視聴できないナゾの考察です。
まとめると、以下の2点です。
- 松田オーナーの地元テレビ局への配慮
- DAZN側が提示した金額の問題ではない
納得いく答えになりましたでしょうか?
元スポーツ新聞記者(»プロフィール)の名にかけて、調査・考察しました。
では地上波のない広島・中国地方以外のコイ党が、中継を見るにはどうすればいいのかー。
次ページで、広島カープの試合を見るための方法をご紹介します。