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記事に「オーラ」を出すライティング術

「ネタがない…」

私もよく悩みます。

外回り記者時代も、よく頭を抱えていました。

でも「ないはずがない」んです。

「ない」要因は思考不足、リサーチ不足、取材不足、やる気不足のいずれか。

つまり福本伸行風に言うと「圧倒的不足」です。

ざわざわ…。

あ〜ネタがない。

マイノリティを怖れない

新聞のライバルってわかりますか?

テレビのライバルってわかりますか?

前者は「新聞」で、後者は「テレビ」なんです。

つまり他紙、他局。

新聞は発行部数・占有率を、テレビは視聴率を、瞳孔を見開きながら他社の数字を追っています。

私は新聞社、中でもスポーツ紙を畑とするんで、全国紙におけるライバル(自社も入れます)は

サンスポ、日刊、スポニチ、デイリー、報知

となります。

毎朝ライバル4紙と自紙を見比べます。

そこで4紙と違ったことを書いて(または見出しを付けて)、「良し」と思えるか、「頭を抱えるか」が優秀な記者かどうかの分岐になります。

A記者
A記者

あ〜うちだけ違う…上司に怒られる

B記者
B記者

よ〜し、他紙にない独自のものが書けたぞ!

編集もそうなんですが、前者のA記者のような発想の人って、実は物凄く多いんですよね。

横並びにホッとして、“正解”が書けた(見出しを付けれた)みたいな。

でも、これでは別にA記者が書いたものでなくて他紙でもいいわけですよね。

なんなら誰でも拾えるそんな安い情報なら、すでにネットに出まくっているでしょう。

まぁ所属する会社のスタンスにもよりますが、「横並び」を称賛するような会社・部署・上司ならばメディアとしてすでに終わっているんで、さっさと辞めるが吉でしょう。

氾濫するコピペ記事

記事の「横並び」はネットの世界の方が、顕著かもしれません。

ネットで拾った情報をネットに載せる、「コピペ」記事が幾重にも拡散します。

調べたい事をググって「どこも同じことが書いてあるなぁ」と感じた経験は、誰しもあると思います。

多くのPVを集める人気ブログなんかは、やっぱりオリジナリティがありますし、テーマも視点もライティングも工夫されている印象があります。

どう独自性を出すか

じゃあ、どうやってオリジナリティってやつを出すのさ?

あっ悩む人!

また悩んでますねぇ。オリジナルといっても一部あれば十分なんです

すべてがオリジナルである必要はないんです。

そもそも、ありとあらゆる情報が溢れる現代で、オールオリジナルなんてのは無理ゲーです。

必ず、どこかから拝借・共有した情報、知恵、知識が入ってきます。

例えば「象の生態」をテーマに書くとします。

「その長い鼻は…」みたいな器官の役割を論じるとき、すでに「象は鼻が長い」という情報を、どこかから得ているわけです。動物園から映像から図鑑から…。「いや、俺はアフリカに野生の象を見に行った」という人も、ではなぜ、象がアフリカにいることを知っていたんでしょうか?

では、どのようにオリジナリティのある記事に仕立てるかというと、さっき吹き出しで言ったように一部で十分なんです。

記事のどこか一部、それこそ1行でもいいから

  • 自分の耳で聞いたことを入れる
  • 自分が体験したことを入れる
  • 自分が感じたことを入れる
  • 自分の気付きを入れる
  • 違う視点で見てみる

注意点は「自分の目で見たことを入れる」ではないこと。

目で見た事実を書くだけでは、すでにその情報はもう万人の目に触れているんです。

(「密売組織極秘潜入」とか「秘境・絶景ルポ」とか、そのまま見たことが価値になるものもありますが…)

あくまで目で見て「自分が感じたこと・気づいたこと」に昇華させるのがポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自分の体験が入ったものや、取材して聞き出したエッセンスの入っている記事は、そもそもの発するオーラが変わってきます。

スーパーサイヤ人みたいに、モワモワと“何か”が出るんです。

いや、本当に(笑)。

オリジナリティのある記事を書いていきましょう。

私も頑張ります。

今回はこの辺で。

ではでは〜👋

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