
「月はじめにブログ報告してるけど、いつも運営『○ヶ月』『○カ月』か表記に悩む…。報告するからには、たくさんの人に読んでもらいたいけど正解あるのかな?」
こういった疑問に答えます。
「◯ヶ月」「◯ケ月」「◯ヵ月」「◯カ月」「◯か月」「◯箇月」
本記事を読めば、ブログ運営報告で最も読まれる「かげつ」表記がわかります。
ブログ運営報告の注意点:期間表示の最適解

ぶっちゃけ正解はないですが、「検索で上位表示される→人に読まれる確率があがる」Web向けの最適解はあります。
SEOに適した「かげつ」です。
結論から言うと、競合が少ない(=上位表示されやすい)のは大文字の「ケ」です。
漢字の「○箇月」も間違いではないですが、あまりに一般的でないので除外しました。ちなみに「ブログ 5箇月」のallintitle(後述します)の表示は1件でした。
証拠を見ていきます。
ブログ運営報告の注意点:検証してみた

順位が大きく違う「かげつ」
なぜ「かげつ」が気になったかというと、キーワード順位をGRC(順位チェックツール)で調べて「ん!?」となったからです。
キーワード【ブログ 3かげつ】

キーワード【ブログ 5かげつ】

表記によって順位が違うぞと…。
「ヶ」と「ケ」ではケっこう違うし、「ヵ」と「カ」でもカなり違うんです。
検索で実験
下記の条件でGoogle検索に打ち込み検証しました。
→intitle:検索キーワードのどれか1つが含まれている(部分一致)
→allintitle:検索キーワードすべてが含まれている(完全一致)
※検索バーに「allintitle:ブログ 5カ月 運営報告」と打ち込めば、「ブログ」「5カ月」「運営報告」のすべてが入った記事が表示されます。
intitle検索
intitle「ブログ 5ヶ月」

intitle「ブログ 5ケ月」

intitle「ブログ 5ヵ月」

intitle「ブログ 5カ月」

intitle「ブログ 5か月」

1位「ブログ 5か月」:35,700,000件
2位「ブログ 5ヶ月」:12,800,000件
3位「ブログ 5ヵ月」:5,000,000件
4位「ブログ 5カ月」:3,610,000件
5位「ブログ 5ケ月」:269,000件
allintitle検索
allintitle「ブログ 5ヶ月」

allintitle「ブログ 5ケ月」

allintitle「ブログ 5ヵ月」

allintitle「ブログ 5カ月」

allintitle「ブログ 5か月」

1位「ブログ 5ヶ月」:21,110件
2位「ブログ 5か月」:7,330件(←なぜかこれだけ画像検索が上に)
3位「ブログ 5カ月」:462件
4位「ブログ 5ヵ月」:310件
5位「ブログ 5ケ月」:243件
表示件数結果
表示記事件数では、intitle・allintitleともに「5ケ月」が最少でした。

「競合が少ない=上位を取れる確率が高い」のは、大文字の『ケ』。
ケンメダルあげときます。
ブログ運営報告:「5カ月」を選択した私

私は今回(5かげつ)の運営報告では大文字の「カ」を使用しました。
・intitle3,610,000件中12位(3月3日時点)
・allintitle462件中8位(同)
にランクされてました。

大文字の『ケ』に変えたら上位とれんじゃないの?
ツッコミはごもっともですが、注意点もあります。
ブログ運営報告:「かげつ」の注意点

今回は「5かげつ」で検証したもので、数字によって表記ごとの順位は変動します
→対策:運営報告ごとに「か」の表記を変えて、実際に打ち込んでみる。
あと、いくら競合が少なくても記事の質が低ければグーグル先生に弾かれます
→対策:質のいい記事を書きましょう(^^)
【ちなみに】なんでこんなに表記あるの?

なぜ、こんなに同じ意味、同じ読み方なのに違う表記があるのか?
公益社団法人「日本広報協会」に、わかりやすい説明がありましたので引用させてもらいます。
戦後の公用文や教科書などでは、「ケ」を使わず、「か」を大きく書くことで統一されています。
公益社団法人「日本広報協会」ホームページより
新聞では社によって方針がまちまちで、平仮名の「か」を大きく書くもの、片仮名の「カ」を大きく書くもの、また「ヵ」を小さく書くもの等に分かれています。片仮名を使ったり、あるいは小さい活字を使ったりするのは、旧表記で「ヶ」を小さく書いていたことの影響が残っているからでしょう。「ヶ」は箇所のタケカンムリの一つをとったものが符号的に用いられたとされています。
結論としては、漢字を使う場合は「箇」、仮名書きにする場合は、公用文や教科書のように平仮名の「か」を書くのが、現在のところ最も妥当な書き方とされています。広報紙の記事で使う場合は、読みやすさを考えれば「か」を使ったほうがいいでしょう。
NHKにも下記のような説明がありました。
数詞に続けて物を数えるときには、昔は「五ヶ所」「五ヶ条」のように小さく「ヶ」と書くことがありました。また、固有名詞の場合にも「駒ヶ岳」「槍ヶ岳」のように書かれます。これらは、一般的にはカタカナの「ケ」を書いて、カまたはガと読むのだと意識されているようですが、本来はそうではありません。
NHKホームページより
「ケ」はカタカナの「ケ」ではなく、漢字の「箇(カ)」の略体「个」または「箇」のタケカンムリの一つを採ったものが符号的に用いられてきたものです。したがって、戦後の公用文や教科書などでは「ケ」を使わず、「か」を大きく書くことで統一されており、新聞では「カ」を使っている社もありますが、放送では固有名詞を除いて、平仮名の「か」を採っています。
【ブログ運営報告の注意点】一文字で順位激変:まとめ

いまや多くのブロガーさんが運営報告を行っています。
Twitterの「運営報告」を引っ張らせてもらいましたが、パッと出てきたものでも「かげつ」の表記はマチマチです。
運営報告の際には、必ず「○かげつ」という運営期間が入ります。
冒頭にも書いたように「報告」ですから、できるだけ人に読んでもらいたいですよね。
「○ヶ月」「○ケ月」「○ヵ月」「○カ月」「○か月」「○箇月」
たった一文字で、誰かの目に触れる確率が変わるんで意識していきましょう!
最後にひと言。
SEO深し…