こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
web3・NFT系コミュニティにおける
「うまくいく会議」とは、
どのように合議・進捗・決断されるもの
でしょうかー。
次世代の「会議」の形を考察しました。
NFT系コミュニティにおける「うまくいく会議」のキーワード

web3とか NFT の文脈だと、「会議」は
「公開性」がキーワードになります。
誰でも参加、発案できて、プロポーザルと
いって具体的な提案もできると。
こういう世界線ですね。
だから「オープン」、参加者が何者であるか
関係ないところが、web3とかNFT界における
「会議」の基本形態かなと思います。
そういった意味では、もはや「会議」って
ワード自体が適切ではない気もします笑。
「談義」に近いですね。
「会議」って閉じた、クローズドなもの
じゃないですか、みなさんの仕事も
同業他社の人が自社の会議に入ってくる
なんて考えられないでしょう。
たとえば、「明治」のヨーグルト新商品の
開発会議に、「雪印」の人が入ってたら
おかしいじゃないですか、「出ていけ」と
なるじゃないですか。

だからその”閉鎖性”が、ある意味で
「会議」の常識だったんですよね。
そもそも、なぜ「会議」のお題が面白いなと
思ったのかというと、サラリーマン時代に
会議ばっかりやってた人間なんですよ笑。
ほんと、会議、会議、会議でした。。。
今の生活と比べると変わったなと。
改めて考えると、面白いと思って、
取り上げさせてもらいました。
【体験談】旧態然とした「会議」

僕は前職、新聞社にいたんですけど、
事あるごとに会議、会議みたいなところ
だったんですよね…。
特に編集部っていうところにいた時には
出社したら、今朝の新聞の振り返り会議、
次に「一終会議」といって、1面と最終面の
コンテを決める会議でしょ、次は全体紙面
会議で全体の構成を決める会議でしょ。
その間にも細かい打ち合わせがいっぱいあって
ずっと会議、会議、会議なんですよね。
その会議も結局、もう決定事項の確認。
偉いさんに「それで、いこう」っていう
印鑑をもらうだけのものなんですよ、
実のところ。
愚痴めいた話ですけど、編集部員だけで
30名ぐらいいたのかな、全員集まる意味が
あるのかなって、ずっと思ってたんですよね。
形骸化してるところは、確実にあったでしょう。
僕はスポーツ新聞だったんですけど、
たとえばは朝日とか読売とかどこでも
いいんですけど、他社の人が入ってくる
ことなんて、できないわけです。
会議の中で、「他社はどんなネタで一面を
くるかな」なんてライバルの出方を気に
するような会議です。閉じられた空間です。
ちょっと余談をさせてもらうと
大きなネタが入った場合は、
もっとクローズドになるんですよ。
スポーツでいうところ、たとえば
プロ野球の監督人事とか、
大物選手の移籍とか。
特ダネになると、末端の社員とか編集員にも
教えられないこともあるんですよ。
原因は SNS ですね。リークですね。
情報が漏れたと思われる出来事があって
紙面になる前から Twitter で話題になる
といったことがありました。
だから、社内も疑心暗鬼な空気になって、
一度そういう空気になったら疑念は払えなく
なっちゃう。
そこからというもの、ネタによっては
上層部だけの秘中の秘になりました。
こうなってしまうと、”その他の人”が
関わる余地はないわけです 。

マスコミの場合は、商品が「情報」なので
よりバリアの強度ってのは硬いんですけど、
あらゆる人が発信できる今の時代に、情報を
囲うビジネスって、歪みというか限界がある
気がするんですよね。
もう受信者とか読者からしたから
情報は早いに越したことないわけです。
新聞であろうと Twitter であろうと一緒。
早く届くに越したことはないわけです。
たとえば『イチローがオリックスの監督に
内定した』っていう大ニュースをつかんだと。
オリックスファン、ひいては野球ファンの、
大大大ニュースなわけです。
ニュースって早く知らせてあげた方が
いいじゃないですか、どう考えても。
SNS で流したらファンは喜びますよ。
それでも新聞社は翌朝、結局神が出るまで
隠すんですよ。隠さざるを得ないんです、
ビジネスモデル的に。
だからサービスとして「限界」とまで
言うと怒られるかもしれないですけど
少なくとも健全ではなくなってきてるかな
っていうのは感じますね。
会議の話でしたね笑。
続けます。。。
NFT系コミュニティにおける「うまくいく会議」とは?

その閉鎖性とか排他性が特徴にあった
これまでの会議の形に対して、今、
サラリーマンを辞めた僕が今、主戦に
しているweb3とかNFTのフィールドでは
会議はすごくオープンです。
誰でも参加可能ですし、
そこに社員証なんて必要ないわけです。
たとえば、きのう(2022年10月10日)も
僕の運営する『WJNC!!BLOG DAO』で、
次回のメタバースイベントに向けた
打ち合わせがあったんですけど、
この会議一つとっても、誰でも
参加できますし、
誰でも意見・発案もできると。
プロジェクトに関わりたい人が参加できる。
昨日やったのは、次回の
メタバミュージアムっていうイベントの
打ち合わせ。第1回のイベントに関しては、
全て、アイデア出しのところから議事録から
残っています。
だから進捗を全てをオープンにして、
関わってくれる人、盛り上げたいと
思ってくれる人、みんなに入って来て
もらってます。
全員で作り上げる感じです。
Discord(コミュニティの集合場所)に
『メタバミュージアム』ってチャンネルが
あるんですけど、そこにイベント開催までの
経緯が全部刻まれているので、
メタバースで何かの企画を考えてる人、
イベントを考えてる人には
ログを追うだけでも参考になるかなと。
トップダウンに対するボトムアップ、
「みんなで作り上げていこう」が、
根底にある思想です。
ただ一つ、注意点というか、
『うまくいく会議』というお題に添うと
最終的にはトップの決断に委ねざるを
得ない部分があるようには感じています。
いわゆるDAOっていう組織形態は、
意思の決定に投票が行われることが、
”美しい意思決定”とされるんですけど、
まだやっぱり僕の中でも、うまくワークする
イメージってないんですよね。
投票率の問題であったり、
投票パワーの問題であったり、
プロジェクトに対する理解度の問題…。
もろもろあって、現状、web3系の
コミュニティといえど、意思決定の全てが
投票で機能するかといわれたら、
難しいんじゃないかと感じてます。
なにより僕の性格のところもあるんですけど
面倒なんです。いちいち投票するのが単純に
めんどくさい笑。これに尽きるといっても
過言じゃないですね。
だから最後の決断の部分は、
旧態然としたところがあるんですけど、
トップが決めるのが現段階では、もっとも
合理的じゃないかなと思います。
まとめると、今のweb3とかNFTの文脈で
いうと、会社とか、もっと大きな物差しだと、
国籍や性別に関係なく誰でも参加できて、
誰もがメンバーになれる、
決断事項があればトップが断を下すと。
これがweb3・NFT系コミュニティに
「会議」なるものがあると仮定するならば、
今のところ、最適解、「うまくいく会議」の
形じゃないかなと思います。
Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(新しいテクノロジー、NFTを楽しもう!)