こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
本記事は下の疑問を解決します。

「NFT化のやり方を教えてほしい。どんな方法があるの?」
NFT化の解説の前に、質問です。
質問- 手軽に、NFTを作りたいですか?
- こだわってNFTを作りたいですか?
あなたの答えによって、おすすめするNFT化のやり方が変わります。
おすすめの「やり方」- 「手軽に!」なあなたにオススメ → 共用コントラクトを使う
- 「こだわって!」なあなたにオススメ → 独自コントラクトを使う
- 「手軽に」の共用コントラクト → 超簡単!
- 「こだわって」の独自コントラクト → 簡単!(になるツールがある)
そう、いずれにせよデジタルデータのNFT化は、実はとても簡単なんです(*´ω`*)
■本記事の内容- 【手軽】共用コントラクトのNFT化を解説
- 【こだわり】独自コントラクトのNFT化を解説
- コントラクトとは?「共用」と「独自」の違いを解説
※不要な記事を読むのは時間の無駄ですので、下記のリンクから、希望の箇所へ飛んでください。
お手軽派 → 共用コントラクトを使う
こだわり派 → 独自コントラクトを使う
まずコントラクトについて知りたい → コントラクトとは?「共用」と「独自」でどう違う?
NFT化のやり方①:「手軽に」共用コントラクトを使う

まずは「手軽に」NFTを作る方法を、ご紹介します。
イメージは下記。

上図のOpenSeaとは、世界最大のNFTマーケットプレイス、つまりNFTを売買できる場所です。
OpenSeaが備える「NFTを作る(発行する)機能」を使います。
OpenSeaでNFT化すると、最終的には、以下のように「NFTを作った者=OpenSea」になります。
※「 2つのNFT化のやり方を紹介する」根本なので、先にお伝えします。

OpenSeaを使ったNFT化のやり方は、下記5ステップ。
- 準備①:仮想通貨取引所で、仮想通貨を入手する
- 準備②:メタマスク(Web用の財布)を作成する
- 準備③:メタマスクに取引所から仮想通貨を送る
- 準備④:NFTマーケットOpenSeaにログインする
- 本番⑤:OpenSeaでデジタルデータをNFT化する
上記のとおり。
「NFTを作る」こと自体は、⑤の「OpenSeaでデジタルデータをNFT化する」だけです。
※最初は手間ですが、一度準備が済めば、二度目以降のNFT化はとても楽チンです。
各手順については最も簡単にNFTアートを販売する方法【5ステップで出品】で詳しく書きました。
※⑤の「OpenSeaでデジタルデータをNFT化する」だけ知りたい方は、移行先の「OpenSeaでNFTアートを出品する」に飛んでください。
NFT化のやり方②:「こだわって」独自コントラクトを使う

次に「こだわって」NFTを作る方法を、ご紹介します。
イメージは下記。

上図のとおり。
自分でNFTを作る(発行する)イメージ。
「げっ、ムズそう…」と思いますよね。笑
ご安心を。こんな分厚い本も必要ありません!

簡単に独自コントラクトでNFTを作れる「Chocofactory」を使います(神ツール!)。
「Chocofactory」のNFT作成の流れは下記。
- その①:Chocofactoryにウォレット接続
- その②:独自コントラクトの作成
- その③:NFTの作成
上記の3ステップ。
順に解説しますね。
①Chocofactoryにウォレット接続
▼まずChocofactory公式にいき、ウォレットを接続します。


②独自コントラクトの作成
続いてコントラクトの作成です。
▼NFT Contractsの「NEW」をクリック。

▼NFT Contractsの「NEW」をクリック。

- ① Network:ブロックチェーン(ネットワーク)の選択
イーサリアム、Polygon、BSC、Rinkebyなど…色々選べる。 - ② Name:コントラクトの名前(→コレクションの名称になる)
- ③ Symbol:ニックネームみたいなもの
ちなみに今回の説明例では「Rinkeby」というテストネットを使用しています。
テストネットとは文字どおり「やり取りのテスト」をする場所。実験場です。
メタマスクのRinkebyネットワークの追加は、2回ポチっとするだけ(写真)。

▼Saveを押す。メタマスクが起動するので「署名」を押す。

▼「デプロイ」をクリック。

▼メタマスクが開くので「確認」を押す。これで独自コントラクトの作成は完了です!

③NFTを作成(発行)する
独自コントラクトができたので、最後のNFTの作成です。
▼NFTsの「NEW」をクリック。

▼下のフォーマットを入力します。

- ① TokenID(→1から順番でいいでしょう)
- ② Name:作品の名前
- ③ Description:作品の簡単な説明
- ④ Image:NFT化するイラストや写真の画像
- ⑤ Animation URL:動画、音声など
- ⑥ Attributes:パラメーターの設定
※①②と④or⑤は必須。後での入力・変更も可能。
入力が終えれば「Save」をクリック。
▼チェックボックスに✓を入れて「Mint」をクリック。

▼メタマスクが開くので「確認」を押せば、NFTの作成が完了!お疲れさまでした!

NFTの発行が完了すると、OpenSeaでも確認できます。
こんな感じ。

OpenSea側の操作で、販売もできます!
OpenSeaで表示されないとき以下の方法を試してみてください。
▼「マイコレクション」内の下の矢印を押す。

▼「importー」を押す。

▼ネットワークを選択する。

▼チェーンを選択し、コントラクトアドレスを入れる。
※コントラクトアドレスは、②独自コントラクトの作成で生成された文字列です。

上記のやり方でも表示されない場合、そもそもトランザクションが通っていない(=NFTができていない)ことも考えられます。僕の場合、Polygonで作成したNFTは、一向に表示されませんでした^^;
Chocofactoryは、Discordでユーザーのサポートもしてくれています。(← 神!)
困ったときは、問い合わせてみましょう。
» Chocofactory(BlockBaseLab)のDiscord
NFT化のやり方2つ:コントラクトとは?共用&独自どっちがいい?

ここまで共用コントラクトと独自コントラクト、2つのNFT化の方法を解説しました。
最後に、両スマートコントラクトについて、ご説明します。
※説明を最後にしたのは、別に「ややこしい仕組み」を知らなくてもNFTは作れるからです。
※「共用コントラクト=共用スマートコントラクト」、「独自コントラクト=独自スマートコントラクト」です。
両コントラクトの違いを説明しつつ、それぞれのメリット・デメリットを挙げるので、あなたに適したやり方を選んでください。
まずは「スマートコントラクト」、そして「共用」と「独自」の違いを説明しますね。
下記の図解をご覧ください。


共用コントラクトと独自コントラクト…最も異なる点の一つが「NFTの発行元」です。
- 【共用】NFT発行元→プラットフォーム(OpenSeaなど)
- 【独自】NFT発行元→「あなた」
「NFTの発行元なんて細かい話、どっちでもいい」と思うかもですが、実はとても大切。
「NFTの発行元」は直接的に、共用コントラクトと独自コントラクト、それぞれのメリット&デメリットに作用します。
共用コントラクトのメリット・デメリット
- NFTの発行がとても簡単
- ガス代(手数料)が安く済む
- プラットフォームに依存する
→複数マーケットに出せない。
→万が一、潰れたら発行元は?
上記のとおり。
少し解説をします。
まずガス代とは、ブロックチェーン利用の際に発生する手数料。
NFTは、ブロックチェーンの技術をベースにしています。
参考 NFTを世界一わかりやすく解説します【理解度チェックテスト付き】
デメリットの「プラットフォームに依存する」も、少し説明を。
もしもOpenSeaが潰れた場合、NFTの発行元が ”うやむや” になります。
「NFT発行元=OpenSea」は、NFTに強く刻印されており、変更もできません。
ごめんなさい。少々 ”あおり” を入れましたが、僕は楽観主義なので「まぁOpenSeaが潰れることはないだろう」の考えです。ただ、潰れなくとも、プラットフォームが仕様を変更することはあるので注意は必要かなと。
※事実、一度 OpenSeaでも出品数を制限する仕様変更がありました。(のち撤回)
では、続いて「独自コントラクト」のメリット&デメリットを挙げます。
※共用コントラクトの逆です。

- プラットフォームに依存しない
→複数マーケットで出せる。
→発行元が、しっかり残る。
- NFTの発行が難しい
→ツールで解決可 - ガス代が高くつく
「独自コントラクト」は、「プラットフォームに依存しない」が、最強に良いところ。
(互換性のある)プラットフォームならどこでも出品できますし、「発行元」も永続的に残ります。高い買い物の場合、購入者にも安心感があるでしょう (*´ω`*)
「独自コントラクト」のデメリット、はガス代。
NFTの実質的な “メーンチェーン” となっているイーサリアムを使うと、独自コントラクトの作成、NFTの作成&出品のたびに、安くはないガス代がかかります。
以上、小難しい技術的な話もあったので、共用コントラクトと独自コントラクトの特徴を整理しておきますね。
共用コントラクト- NFTの発行がとても簡単
- ガス代(手数料)が安く済む
- プラットフォームに依存する
→複数マーケットに出せない。
→万が一、潰れたら発行元は?
- プラットフォームに依存しない
→複数マーケットで出せる。
→発行元が、しっかり残る。
- NFTの発行が難しい
→ツールで解決可 - ガス代が高くつく
まとめ:NFT化のやり方2つを紹介【お手軽orこだわり、お望みの方法で】

最後に、おさらいしておきますね。
NFT化のやり方2つ- 「まずは手軽に作りたい 」
→ 共用コントラクトでNFT化(OpenSea) - 「こだわって、作りたい」
→ 独自コントラクトでNFT化(Chocofactoryなら簡単)
- 最大の違いはNFTの「発行元」
共コン→ 発行元はプラットフォーム(OpenSeaなど)
独コン→ 発行元は「あなた」
では、この辺で!
Enjoy the new technology, NFT!!
(新しいテクノロジー、NFTを楽しみましょう!)
