こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
「円安」ってやつが、生活を圧迫してきます。
コーンパンも「くら寿司」も高くなりました…。
こんな時代にあって、”嗜好品”のNFTを
どう売っていくのかー。死活問題です。
今回は目を逸らしちゃいけない、
NFTマーケティングの話。
本質を語ります。
【NFTマーケティング】1ドル150円の時代に、どう”嗜好品”を売っていくのかー。【本質論】

本当に円が安くなりました。
1ドル150円…。1990年以来、32年ぶり
の水準ということです。
僕はエコノミストでも経済学者でもないので
円安に触れることで、社会的・経済的に
どういうインパクトがあるのか細部は
分かりません。
円安に振れることは悪いことのみ
じゃないですが、まあ基本的に、
一般人にはネガティブなインパクトが
大きい認識です。
生活レベルでも感じますよね…。
僕はセブンイレブンのコーンパンが好きで
よく食べてましたが、少し前まで
100円、110円の世界だった。
最近見たら150円、160円とかになってて…。
コーンパン1個に160円か…って。
躊躇するレベルになっちゃいました。
昨日、『くら寿司』で食べたんですけど
くら寿司も(2022年)10月から値上げしたと
張り紙があって、一皿110円ですよ。
たことかサーモンとかは一皿160円!

100円に慣れ切っていた僕みたいな
庶民には手が伸びづらくなった。
カップ麺もそうですよね、
UFO も高くなった(T_T)。
給料が上がらない年収300万、400万円と
いわれるこの時代で、もう市民の生活を
圧迫するまで、円安の影響って出てきてると。
そんな時代で、、、
僕らはNFTをどう売っていくのかー。
これはもう大テーマ。死活問題です。
NFT は汎用的な技術で、これから
どんどん色んなモノに活用されていく
テクノロジーだと思ってますが、
現状、いくら背伸びしたって、
まだ”嗜好品”なわけですよ。
生活になくてはならない、
というわけじゃないと。
その「嗜好品」をどうやったら手に取って
もらえるのかー、これを考えましょう、と。
僕もNFTプロジェクトを立ち上げたところなので
脳みそに汗かいて考えていかなきゃいけないと、
焦りにも似た感情です。
【NFTマーケティング】クリエイターの姿がちゃんと見えるかー

NFTを売るために、やっぱり一番大切なこと、
根っこにあるキーワードって、やっぱり
「クリエイター」ってことになると思います。
クリエイターの姿がちゃんと見えているかー。
ここですね。
チームでコレクションを展開する場合、
目立つポジションにある、ファウンダーや
マーケターが、ちゃんとクリエイターを
リスペクトをしているか、誰が描いてるか
公表してるか、継続的にクリエイターさんを
アナウンスしているかー。
この ”クリエイターをちゃんと見せる” って
いうのが大事、大前提とすら思います。
「ジェネラティブ」といって1万点や2万点、
大量のNFTを発行するプロジェクト単位で
やるものは通常、チームを組みますが、
クリエイター兼ファウンダーって、
めっちゃ強いと思っています。
逆にいうと、クリエイターの姿が見えないものを
みんな買いますかね? ここら辺が結構、疑問。
だから、そうですね、、、どうしても
例に出すのは CNP かな、
Crypto Ninja Partners。
日本で一番人気のNFTプロジェクトですけど、
(インフルエンサーの)イケハヤさんが、
「リツ先生」「コメスケ先生」と毎日毎日、
VoicyやTwitterでリスペクトを込めて
発信されている。
CNPJ (写真)は、まさに
クリエイター兼ファウンダー
として「うじゅうなさん」が
前面に出ていると。

だからちゃんとクリエイターさんが
前に出てるってマストだと思うんです。
「遊戯苑」って話題のプロジェクトとか
企業主導、企業支援が入ってるものは別として、
うまくいってるプロジェクトって、
クリエイターさんがちゃんと見えています。
最近よく「NFTは応援文化」と発信されている人も
見るんですけど、その側面は確かにある。
この”応援を得るために”クリエイターさんが
前に出るって重要です。
だってプロモーターとかマーケターを
応援する感覚って、ちょっとない。
もう一回、イケハヤさんを引っ張り出させて
もらうんですけど、イケハヤさんを応援するとかって
感覚としてあまりないですよね。
何て言えばいいかな、ちょっと表現が難しいな。
応援はあれど、”直接的、支援的な応援”を
する余地がない、といった表現かな。
応援の対象となりうるのは、シンプルに
クリエイターだと思います。
やっぱり、搾取の対象だった時代背景があった。
その、ある意味で同情的な感情であったり、
シンプルにその才能に惹かれたり、
理由は様々ですが、クリエイターに対して
ファンは応援行動に出るんだと思います。
”良心に添った行動を選択してる”とも
言えるんですよね。
小難しい言い回しですいません…。
詳しく解説します。
【NFTマーケティング】ナッジで人を動かす

「ナッジで人を動かす」って
行動経済学の名著があります。
『ナッジ』は直訳で「小突く」という意味。
行動経済学では「選択肢で制限せずに人の
行動を促す方法」を『ナッジ理論』というと。
このナッジ理論のベースに
「良心で動く」がある。
ナッジ理論を使った行動誘引に
どんな事例があるのかな、と調べたら
事例がたくさん出てきました。
例えば、トイレの話で恐縮ですけど
『男子便器の的』があるじゃないですか。
便器の前面に貼ってあるシールですね。
ダーツの的みたいな。

”的を狙う”のはオランダ発祥らしい。
おしっこの飛び散りがひどくて、
清掃費が嵩むのが、清掃会社の悩みだったと。
そこで飛び散らないように的をつけた。
”的”によって、かなり改善したらしいですね。
そもそも誰も飛び散らさせたくて、おしっこを
飛び散らすわけじゃない。
みんな基本的には、後に使う人のために
キレイに保ちたいっていう気持ちは
持ってるんですよね。
そんな「良心」をついたナッジ理論の
事例として、この男子便器の的が
紹介されてました。
コンビニのレジにある足型なんかもそうですね。
シールがあるだけ。その”足型シール”が
あるだけで、みんなきっちり並ぶ。
割り込みもなくなる。
これも良心に期待した行動誘引ですね。
「ナッジで人を動かすー」は、
国・行政の政策として、
”どうナッジが使えるか”のテーマで
書かれていますが、一般的なことにも
落とし込めるなと思ったので、
紹介させてもらいました。
【NFTマーケティング】応援する気持ちの土台に働く「ナッジ」

NFTも、このナッジが効いて
ファンが動く側面があるなと。
誰に強要されたわけじゃなく
クリエイターさんが魅力的に映ったら
人は NFT を買う。これって「良心」が
働いてるとも感じるわけなんです。
クリエイターさんって、これまで
どっちかいうとやっぱり弱者だった。
二分したらですね。
「強者or弱者」に分けたら、弱者の部類に
入っていたことを疑う人は少ないでしょう。
これは以前、アニメーターのAo Uminoさんと
話をさせて頂いて、強烈に感じた部分でした。
» Ao Uminoさんインタビュー
Aoさんの場合は tiktok で65万人のフォロワーを
抱えるアニメーターさんですけど、
企業案件で、お金をもらってtiktokで映像を
流したら極端に再生が減ったと。
時にはネガティブなコメントもついたと。
活動を続ける中で「無料のものを作り続けて
何してるんだろう…」って気持ちになったと。
こう仰られていて、その言葉が印象的だった。
まだ強烈に残ってるんですよね。
その背景を知っていたら、やっぱり
応援したくなるじゃないですか。

この応援する気持ちの土台には「良心」って
働いてると思うんです。良心により行動する
ナッジ理論が働いてると思うわけなんです。
「ナッジ」ってワードを意識したわけ
じゃないですが、僕が始める
『ZUTTO MAMORU』は、プロジェクト名に
そのまま「まもる」さんっていう
イラストレーターさんの名前が入ってる。
やっぱり僕だけが前面に出て
応援や支持を集められるわけがない。
その応援や支持をなくして NFT を買ってくれる
わけないんですよね。
だから、クリエイターが表に出ることを
嫌がらないなら、最大限のリスペクトを払いつつ
「誰が絵を描いているのか」を、しっかり
見せていくのは重要だと思います。