こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
ルールを守って生きていきたいです。
※本記事はVoicyラジオの内容を書き起こし、ブログ用に編集、データ・資料を加えたものになります。
「NFTマイルール」を押し付けてませんか?

今日は何の話をしようかなと考えてたんですけど、「マイルールを押し付けていませんか?」という話です。これは僕も自分の意見として語っておきたいなと思って、今日のお題にチョイスさせてもらいました。
NFTをやめるのは無責任?

で、その背景なんですけど、昨日(2022年5月15日)Twitterを見てたら割と話題、ちょっとした議論になっていたんですが、あるNFTに関わる人、コレクターさんかクリエイターさんかわからないんですけど、その人の投稿を目にした。
あるクリエイターさんが「NFTよりアルバイトの方が稼げる」と創作活動をやめてしまった、と。この行動に言及して、その(ツイートをした)方は「作品を買ってくれたホルダーさんに対して、あまりに無責任」と投稿されていました。
そこからリツイートとかで議論も拡がってですね、僕も結構これは考えさせられるテーマだなと。僕もいろいろ考えて、結論としては、マイルールを押し付けてないかな、という考えに至りました。「マイルール」っていうのは、自分の常識、自分のオキテ、みたいな感じですね。
クリエイターに酷すぎる…

この創作活動をやめたクリエイターさんと、「無責任」と唱えた方とが、どういう関係性にあったのか僕は全く知らないんでツイートを見る限りでの僕の見解ですけど、これはかなりクリエイターにとっては酷だなと思うんですよね。
圧がかかりすぎるというか…。求められすぎっていうか…。もちろんNFTが売って終わりではないもの、コミュニティとかコミュニケーションの形成に、すごく関与してくるものとは僕も理解してますが、ホルダー・購入者は、いわゆる従来の「お客様」ではないんですよね。
自由入場/退場の世界

ホルダーは、「ファン」が適当な言葉と思うんです。だから、ホルダーの期待というか「あーしろ、こーしろ」に応える義務なんて、クリエイターさんには全くないと思います。ロードマップなんかもね、ロードマップって、プロジェクトやコレクションの予定表みたいなものですけど、そのロードマップから、あんまりズレたことをしてたら「ん!?」って思うかもしれませんが、それでも所詮、予定ですからね…。
こんな移り変わりの激しい世界で、半年後のロードマップとかって、どこまでの人が信頼してるのかわからないですけども、少なくとも僕はそこまでロードマップというものに意識を向けてはないです。これは個人差あると思いますけども…。何ですかね、もうやめるのも自由じゃないですか、だって、そもそも飽きてしまったら、しょうがないですよ、人間ですもん。
誰もNFTをやらなくなる

稼げると思ってNFTを始めて、算段どおりに稼げなかったら違う道を探すのは当然のこと。NFT って、やっぱりビジネスの側面が強いので、穴を掘って、何も出ないとわかったら違う穴を探しに行くのは、もう当然じゃないですか。
だから、ひとつふたつNFTが売れて、そこから急にやめたりするのはホルダー・購入者に対して失礼という空気がNFT界の常識になったらですね、誰もNFTなんて始めなくなっちゃうと思うんです。だって、どんだけの覚悟で最初の作品を出さないといけないのって話です。
あんまりクリエイターさんに無条件に「続けろ、続けろ」と言って、辞めたら「無責任だ」と断罪にも近い声をあげてるのはね、僕は何か違うんじゃないかなと思いますね。
ぶっちゃけですね、NFTとかまだみんな手探りじゃないですか、この黎明期で、正解のないルールの中でマイルールを築いて、それを他者に強要する、自分の価値観を押し付けるってのは、僕は違うんじゃない、とやっぱり思いますね。
銭湯の”マイルール”

このタイトルの「マイルール押し付けてませんか?」っていうフレーズは、実は銭湯に貼り付けてあった新聞から拝借させてもらったんですよ。
僕はサウナが好きで、一ヶ月ぐらい前に京都駅の近くにある「サウナの梅湯」っていう、わりとサウナ界では聖地に近いポジションにある銭湯にちょっと行きましてですね、そこで湯船に浸かって「ぷは〜。こりゃいいわ」という感じでね、リラックスしてたんです。
来た!
— tochi.eth✍とち|超NFTブログ×WJNC!! (@tochi1203) April 1, 2022
NFTにしたい聖地感✨ pic.twitter.com/8YD94VLbI2
で、浴槽の脇の壁に新聞が貼ってあって、銭湯のオーナーの方がどこかの新聞に寄稿されたコラムが色々貼ってあったんですけど 、その中の一つのタイトルに「マイルール押し付けていませんか?」というのがあったんです。
記事の中身を要約すると、スーパー銭湯とかじゃない、小さな銭湯なので、そういう地域密着の銭湯には「主(ぬし)」みたいな人がいると。常連客ですね。その常連客さんの中には稀に、一見さんのお客さんに対してですね、自分のルールを押し付けることがあると。
たとえば、「湯船に入る前には必ず石けんで体を洗ってから入れ」とか、「サウナのあとは水風呂に入りなさい」とか。そういうことを言う人がいるんですって。でも、そのルールは銭湯のルールではなくて、あくまでその常連客の中のルール。あなたが言うことじゃないでしょとね。
マナーやエチケットがなってない人には、店が注意するのでと。だから、そのマイルールを他のお客さんに押し付けるのはやめてください、という記事の内容でした。
NonFun(楽しくない)Tokenに

僕は先のツイートを見た時に、この記事を思い出して、だからタイトルにも使わせてもらったんです。意見やディスカッションは、どんどんやってですね、そうすることでNFTの輪郭みたいなのが固まっていくものだとは思うんです。
だけど、自分の考え方、マイルールの強要はですね、僕もTwitterで書きましたけども、NFTを「Non-Fun-Token」、つまり「楽しくないトークン」に変えてしまう可能性もあると。やっぱり、楽しんでやりましょうよ、ということでございます。
「バイトの方が稼げるとNFTをやめたクリエイターは無責任」とのツイートを見ての私見。いや、クリエイターさんキツイでしょと。圧かかり過ぎ。「稼ぐ」を目的に始めて算段と違えば撤退は当然だし、ホルダーは従来のお客様じゃない。”やめちゃダメ感”に支配されたらNonᖴun(楽しくない)Ꭲoken…危険🙀
— tochi.eth✍とち|超NFTブログ×WJNC!! (@tochi1203) May 15, 2022
ぶっちゃけ、ホルダーさんも自己判断・自己責任の世界ってわかって飛び込んでると思う…。ん〜、どうかな一部、ほんと一部ですね「お客様体質」だなっていう人を見かけないこともないですけど、まあブロックチェーンとかNFTの思想・通念するところって、自己判断・自己責任の世界じゃないですか。
だから買い手も、ある程度のリスクは許容した上で買ってると思うんですよね。少なくとも僕はそうですし。だからクリエイターさんも、本当に全然違うやりたいことがあればですね、僕はNFTにこだわる必要なんか全くないと思いますし、NFTでも違うコレクションをやりたくなったら、今やっているものをポイと捨ててですね、「ごめんなさいね〜」といって進めばいいと思います。
気持ちがないのに続けても、クリエイターもコレクターも、絶対にWin-Winにならないじゃないですか。手軽さもNFTの魅力の一つだと僕は思ってるので、もっと気軽に、エンジョイしていこうぜ!という感じでございますね、はい。
