こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
「CC0」の破壊力に驚いてます。
先日、下記の企画をしました。
N:Non
— tochi.eth✍とち|超NFTブログ×WJNC!!|S0U (@tochi1203) March 11, 2022
F:Fungible
T:Tōchan
T-シャツを作りました👕
子どもにとっての「非代替性な存在」を目指す父親の決意表明です。「T」の新解釈は @TOKYOMEGANEGIRL さんに教えて頂きました。
欲しい方いたらリプを。4名に原価(2,000円)でお譲りします(NFT決済可)。※サイズはL。デザイン箇所右胸です😅 pic.twitter.com/3lec1W0GxX
N:Non
F:Fungible
T:Tōchan
T-シャツを作りました。
子どもにとっての「非代替性な存在」を目指す父親の決意表明です。「T」の新解釈は @TOKYOMEGANEGIRL さんに教えて頂きました。 欲しい方いたらリプを。4名に原価(2,000円)でお譲りします(NFT決済可)。※サイズはL。デザイン箇所右胸です😅
上記、Tシャツのキャラクター、僕が作ったものではありません。
1体100ETH超えも珍しくないメガネのNFTキャラクター「Nouns」を使用しています。
※100ETH = 3,000万円!(2022円3月平均レート)
- CC0(シー・シー・ゼロ)とは?
- 普通はやっちゃダメ。アニメの例
- CC0宣言しているNFTコレクション
- 【実践!】Tシャツを販売してみた
作った人に怒られないの?
ですよね。
いいんです!
CC0だから。
https://t.co/rIbTIneH7y pic.twitter.com/kaYnBXKIr9
— 川平 慈英 Jay Kabira (@2013tabu) October 27, 2020
【NFT】著作権放棄・CC0(シー・シー・ゼロ)とは

CC0(シー・シー・ゼロ)とは、制作者が著作権を放棄した状態で作品をリリースする宣言で、Creative Commons(CC)ライセンスのひとつ。
参考 著作権とは|日本弁理士会
ちょっと、分かりにくいですね。
「CreativeCommons JAPAN」の説明を引用させてもらいます。
作品の制作者や所有者が作品に対してCC0を適用すれば、法的な意味において、その作品は彼らのものではなくなります。その作品は、方法・目的にかかわらず、誰もがどんな形であっても使用できる状態になります。商用利用も可能です。 ただし、他の権利が残ってる場合や、作品の利用法による制約が発生することもあります。CC0は、「いかなる権利も保有しない」選択肢だと考えてください。
CreativeCommons JAPAN
つまり、CC0により「誰でも二次創作や商用利用が可能になる」ということですね。
なお、

CC0とか制作者は全然 ”おいしく” ないんじゃない?
と思うかもですが、そうでもない。
「パブリックドメイン」にすることで、認知が拡がる、オリジナル作品に注目が集まるといったメリットがあります。
著作権のため普通はやっちゃダメ、絶対。【アニメの例】

通常、たとえば「ドラえもん」を描いて、メルカリにその絵を出品したら「アウト」ですよね。
漫画・アニメ文化が熟成されている日本では、もう感覚レベルで「やっちゃダメなもの」なはず。
もちろん、著作権違反に該当するものとして、公式に明示されています。



シリーズ
ファン創作物の公開に
関するガイドライン
子どもが描いて家族内で楽しむ分には問題ないですが、それを「売ったらダメ、絶対。」なんですよね、普通は。
CC0は、真逆。
「売っていいよ、ドンドン」
CC0で著作権を放棄するNFTコレクション

では、どのようなNFTコレクションが、著作権の放棄を宣言(CC0)しているか見ていきましょう。

NFTコレクションにおけるCC0の先駆けが「Blitmap」です。
» BlitmapのCC0宣言(公式ページ)

NFTコレクションにおけるCC0の代表格存在となっているのが「Nouns」です。
» NounsのCC0宣言(公式ページ)
筆者も、この絶妙にイジりやすいメガネキャラクターを使ってTシャツを販売してみました。
Nounsについては、下の記事で詳しく解説しましたので、合わせてどうぞ。

1体100ETHする(!)たいして可愛くない猿です。
※2022年3月、記事執筆時のフロア(最安)価格
「Bored Ape Yacht Club」は、NFTの保有者にのみ商業利用権を付与しています。
「限定パブリックドメイン」みたいな感じですね。

日本でもCC0を宣言するNFTコレクションが増えています。
代表格は「CryptoNinja」でしょう。
» CryptoNinjaファンアートガイドライン
著作権放棄のNFT「Nouns」でTシャツ販売してみた

CC0の「Nouns」を使って、Tシャツの販売をしてみました。
※利益は頂いておりません。原価のままお譲りしました。
CC0とはいえ、「ほんとに大丈夫かな…」の不安があったので、事前にコミュニティに聞きました。(筆者はビビりです…)

僕:Nounsを使ってTシャツを作りたいんだけど、いいかい?
コミュニティメンバー:いいぞ、売って儲けたって構わないよ
との返答をもらいました。


Twitterで募集をかけ、3名の方にTシャツをお渡ししました。
NFT(NonFungible-Tōchan)T-シャツ出来ました!
— tochi.eth✍とち|超NFTブログ×WJNC!!|S0U (@tochi1203) March 16, 2022
173cmの僕で、少しゆったりした感じです。@inaho_orchestra さん@TOKYOMEGANEGIRL さん@ShiN_NFTIGER さん
DMで送付先教えてください🙇♂️
あと1枚在庫あります。
ご希望の方はリプください!
あっ価格は原価まま2,000円(+送料)です! pic.twitter.com/qfasdo9CcL
仮想通貨決済を採用したので、即時反映です。
以下が、実際にCC0のキャラクターを利用して感じたこと。
- 権利関係に気をもむ必要がないからラク
- すでに認知のあるキャラクターを使える
- (NFTキャラならば)仮想通貨に触れている人への販売が主で、決済が早い。
上記のとおり。
今回は利益を頂戴してませんが、CC0は ”何か” ビジネスを仕掛けたい方にとって、良い選択肢になると確信しました。
最後に、以下のツイートを。
Web3や分散型、CC0といった思考に染まりすぎたか、最近は「特許」なんてのにも違和感です。ユーザーや消費者に利点ありますかね?🤔
— tochi.eth✍とち|超NFTブログ×WJNC!!|S0U (@tochi1203) March 18, 2022
例えば「パキっと納豆」。めっちゃ便利なのにミツカンの商品しかパキっとできない。いや、もうそこは皆でパキっとの方が幸せじゃない?と。まぁ納豆食べないですけど
ラディカル(急進的)な考えですが、本心です。
CC0は、従来のキャラクター(IP)ビジネスを根底から覆す可能性を秘めると思います。
破壊的ですよね。
では!
Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(さぁ新しいテクノロジー、NFTを楽しもう!!)
