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NFTには問題点もある【弱点を4つあげる】

NFTには問題点もある【弱点を4つあげる】

こんにちは、とち( @tochi1203 )です。

先日、下記のツイートをしたところ、大きな反響がありました。

本記事は、上記のツイートをブログ用に加筆・編集したものです。

NFTは完全無欠のテクノロジーではありません。

「弱点」も存在します。

本記事ではNFTの問題点を指摘しつつ、対応策も提案。

本記事の信頼性

この記事を書く僕は、日本初のNFTアートメディア「We’re Japan NFT Creators!!」を運営。150万円以上のNFTアートを購入しているコレクター、兼クリエイター。
また、僕が書いた「NFTの始め方の本」も2022年12月に書店に並ぶ予定です。(見かけたら買ってください笑)

安全にNFTを楽しむために必須の知識ですので、是非覚えて帰ってくださいー (*´ω`*)

NFTの問題点①:創作者(出元)の証明ができない

NFTの問題点①:創作者(出元)の証明ができない

NFTを「鑑定書付きのデジタルデータ」と書いている記事を見ますが、厳密に言うと違います。

NFTは「正規の作品」を証明できません。

つまり、盗作だろうが、贋作だろうが、NFT化して出品できてしまいます。

たとえば僕がモナリザのスクショをNFTにして売ることも可能です。まぁモナリザまでいくと、すぐバレですが、これが名の通ってない作品だったら?だまされて買う人も出ますよね…。

事実、たくさんのパクリ作品が出てるので、現実世界の絵画コレクター同様、しっかりした目利きが必要です。

問題への対応策
  • 【購入者】Twitter公式など、信用できるリンクから作品ページへアクセスする。
  • 【購入者】クリエイターに直依頼する。「オーダーNFT」ならば出元はたしか。
  • 【販売者】現状、偽物の出現を防ぐ手立てがない。日頃の注意喚起、偽物発見の際に運営側に報告し、削除をお願いする。現実はイタチゴッコ…。

NFTの問題点②:記録上のオーナーはマーケット?

NFTの問題点②:記録上のオーナーはマーケット?

世界最大のNFTマーケットプレイス・OpenSeaを例に説明します。

ブロックチェーンの記録の上では、NFT発行者はOpenSeaとなります。

これはスマートコントラクト(NFTを発行するシステムと考えてください)を、OpenSeaが所有しているため。

では「もしOpenSeaが潰れたりしたらどうなるの?」ですよね。

最悪、作品データごと失う可能性はあります。

大げさに書きましたが、僕は楽観主義なのでOpenSeaが潰れることもないだろうと^^;
また、OpenSeaはとても優秀なチームで運営されているので、上記の問題も解決していくだろうと思ってます。

問題への対応策
  • 独自コントラクトで出品する。(Raribleなどのマーケットでは、すでに独自コントラクトでの出品が可能)
  • 不変メタデータを作成する「IPFS」を利用する。(OpenSeaで設定可能)

NFTの問題点③:唯一性を担保できない

NFTの問題点③:唯一性を担保できない

NFTは「作品が唯一無二か」までを証明できません。

違うマーケットで同じ作品を出せますから。
(厳密にいうと、同じマーケットでもできます)

ただ、この唯一性は「クリエイターやプロジェクトが信頼に足るか」を基準に、求めるしかなさそうです。

「1点もの!」と言いつつ、後で出品されたら、どうしようもありませんからねww

問題への対応策
  • ロードマップを確認し、信頼できるクリエイター(プロジェクト)か見定める。

NFTの問題点④:取引(人気)を自演できる

NFTの問題点④:取引(人気)を自演できる

NFTが証明できるのは「取引があった」ことです。

NFTが証明するのは価値の証明ではありません。

取引はウォレットアドレスで記録されます。

ウォレットアドレスは1人が何個も保有することができるので、実質的に取引の「自作自演」ができてしまいます。

活発に取引されてると、「人気の作品で次も売れる」と買い手は思いますからね。

実際は、結構メンドイですし、都度ガス代(手数料)もかかるのでやる人は少ないでしょうが、「自作自演」による価値の釣り上げと見られる事例は過去にありました。

問題への対応策
  • 急な価格高騰など、取引履歴に不自然な点がないかチェックする。
  • 取引履歴の作品に紐づくSNSアカウントが、別人かチェックする。

NFTには問題点もある【弱点を4つあげる】:まとめ

NFTには問題点もある【弱点を4つあげる】:まとめ

最後に「NFTの問題点4つ」を、おさらいしておきます。

NFTの問題点
  1. 創作者(出元)の証明ができない
  2. 記録上のオーナーはマーケット?
  3. 唯一性を担保できない
  4. 取引(人気)を自演できる

いろいろと問題があるように見えたかもですが、NFTが革新的な技術であることは、たしかです。

現状の様々な課題も、また新しいテクノロジーが解決してくれるでしょうww(←他力本願!)

Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(新しいテクノロジー、NFTを楽しもう!)

\TwitterでNFT情報発信中!/

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