こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
先日、下記のツイートをしたところ、大きな反響がありました。
【定期図解】
— tochi.eth✍WJNC!! × ブログ (@tochi1203) December 14, 2021
NFTは完全無欠のテクノロジーではありません。
今回は、その「NFTの弱点」を図解。
NFTを楽しむため、クリエイター、コレクターともに必須の知識です。
なお、雑な(希望的)私見ですが、これらの「弱点」もまた新しいテクノロジーが解決するだろうと思ってます🧐#NFTJapan #NFT図解 pic.twitter.com/Sdi5sT1rsg
わかりやすい図解です。
— setoo.eth |TK@ℏbar_WAGMI (@ngskts57213) December 15, 2021
「NFTの弱点」については私も思うところがあります。
今後こういう機能があれば便利だな、とかより安全に使えるな、とかいろんな意見も呟いていければと思います。
勉強も兼ねながらその呟きがテクノロジー進化のちょっとした糧になれれば幸いです。#NFTJPN #NFTs https://t.co/FRbI1sKlpb
わかりやすかったです😄身内で転売して価格釣り上げる人いるんですね😌騙されないように眼力を鍛えよう💪 #NFTJapan #NFTJPN #NFTdrop #NFTCommunity https://t.co/rJTYh7E2x9
— Aji (@aji_fantasy) December 14, 2021
NFTは完全無欠のテクノロジーではありません。
「弱点」も存在します。
本記事ではNFTの問題点を指摘しつつ、対応策も提案。
この記事を書く僕は、日本初のNFTアートメディア「We’re Japan NFT Creators!!」を運営。150万円以上のNFTアートを購入しているコレクター、兼クリエイター。
また、僕が書いた「NFTの始め方の本」も2022年12月に書店に並ぶ予定です。(見かけたら買ってください笑)
安全にNFTを楽しむために必須の知識ですので、是非覚えて帰ってくださいー (*´ω`*)
NFTの問題点①:創作者(出元)の証明ができない

NFTを「鑑定書付きのデジタルデータ」と書いている記事を見ますが、厳密に言うと違います。
NFTは「正規の作品」を証明できません。
つまり、盗作だろうが、贋作だろうが、NFT化して出品できてしまいます。
たとえば僕がモナリザのスクショをNFTにして売ることも可能です。まぁモナリザまでいくと、すぐバレですが、これが名の通ってない作品だったら?だまされて買う人も出ますよね…。
事実、たくさんのパクリ作品が出てるので、現実世界の絵画コレクター同様、しっかりした目利きが必要です。
- 【購入者】Twitter公式など、信用できるリンクから作品ページへアクセスする。
- 【購入者】クリエイターに直依頼する。「オーダーNFT」ならば出元はたしか。
- 【販売者】現状、偽物の出現を防ぐ手立てがない。日頃の注意喚起、偽物発見の際に運営側に報告し、削除をお願いする。現実はイタチゴッコ…。
NFTの問題点②:記録上のオーナーはマーケット?

世界最大のNFTマーケットプレイス・OpenSeaを例に説明します。
ブロックチェーンの記録の上では、NFT発行者はOpenSeaとなります。
これはスマートコントラクト(NFTを発行するシステムと考えてください)を、OpenSeaが所有しているため。
では「もしOpenSeaが潰れたりしたらどうなるの?」ですよね。
最悪、作品データごと失う可能性はあります。
大げさに書きましたが、僕は楽観主義なのでOpenSeaが潰れることもないだろうと^^;
また、OpenSeaはとても優秀なチームで運営されているので、上記の問題も解決していくだろうと思ってます。
- 独自コントラクトで出品する。(Raribleなどのマーケットでは、すでに独自コントラクトでの出品が可能)
- 不変メタデータを作成する「IPFS」を利用する。(OpenSeaで設定可能)
NFTの問題点③:唯一性を担保できない

NFTは「作品が唯一無二か」までを証明できません。
違うマーケットで同じ作品を出せますから。
(厳密にいうと、同じマーケットでもできます)
ただ、この唯一性は「クリエイターやプロジェクトが信頼に足るか」を基準に、求めるしかなさそうです。
「1点もの!」と言いつつ、後で出品されたら、どうしようもありませんからねww
- ロードマップを確認し、信頼できるクリエイター(プロジェクト)か見定める。
NFTの問題点④:取引(人気)を自演できる

NFTが証明できるのは「取引があった」ことです。
NFTが証明するのは価値の証明ではありません。
取引はウォレットアドレスで記録されます。
ウォレットアドレスは1人が何個も保有することができるので、実質的に取引の「自作自演」ができてしまいます。
活発に取引されてると、「人気の作品で次も売れる」と買い手は思いますからね。
実際は、結構メンドイですし、都度ガス代(手数料)もかかるのでやる人は少ないでしょうが、「自作自演」による価値の釣り上げと見られる事例は過去にありました。
- 急な価格高騰など、取引履歴に不自然な点がないかチェックする。
- 取引履歴の作品に紐づくSNSアカウントが、別人かチェックする。
NFTには問題点もある【弱点を4つあげる】:まとめ

最後に「NFTの問題点4つ」を、おさらいしておきます。
- 創作者(出元)の証明ができない
- 記録上のオーナーはマーケット?
- 唯一性を担保できない
- 取引(人気)を自演できる
いろいろと問題があるように見えたかもですが、NFTが革新的な技術であることは、たしかです。
現状の様々な課題も、また新しいテクノロジーが解決してくれるでしょうww(←他力本願!)
Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(新しいテクノロジー、NFTを楽しもう!)