「売れそうなNFTだらけのウォレットはダサい」

伊藤穣一さんという方の書かれた
「テクノロジーが予測する未来」
という本を読みました。
伊藤穣一さんは有名な方で
経歴は、、「米マサチューセッツ
工科大学MITメディアラボの所長を
務め、2015年のデジタル通貨
イニシアティブの設立を指導…」
とか肩書きがスゴいんですよね。
web3とかNFTとか、そういう領域に
関わってる人なら、名前やpodcastでも
配信されているので、聞いたことが
あるかなと思うんですけども
その伊藤穣一さんが書かれた本を
読みました。
何か真新しいことがあったかと
いうとそうでもなかったんですけど
共感できるところが多かったです。
その中の1つの見出しでインパクト
あったのが「売れそうなNFTだらけの
ウォレットはダサイ」とあったんです。

なるほどなぁ…と思ってね笑。
伊藤穣一さんはNFTの具体名までは
挙げてないんですけども
その心は、というところで
抜粋すると
「NFTを買うことはアーティストの
パトロンになるようなもの。お金が
絡むようなスポンサーとも消費者とも
違う。パトロンはそのアーティストの
作品のことが純粋に好きで
応援したくて買うもの。
NFTアートを通じてアーティストと
ファンがつながって結びついて
コミュニティが形成される。
つまり、NFTアートを持っている自体が
価値でうれしいことなのだ。転売目的で
いつ値段が上がるんだろうとか、いつ転売
すれば儲かるだろうと考えるのは
ちょっとツマラナイと思いませんか」と。
こういった問いかけをされている。
超抜粋なので、興味ある方は本を
読んでいただきたいですけど
主張としては
「儲かりそうだから買うっていうより
好きだから買う、の方がweb3の面白さ、
醍醐味を体験できる」と
おっしゃっています。
「売れそうなNFT」とは…

僕は売れそうなNFTだらけの
ウォレットでもいいかなと思った
んですけど笑、別にウォレットを
複数持って保管用と売却用と
そういうふうに使い分けてもいいし
と思いますし
そもそも「売れそうなNFT」って
なんですかね…。
まぁ、でもジェネラティブですよね。
BlueChipも、そうか。
BlueChipというのは高価なブランド。
NFTでいうと、、、
CryptoPunksとか
BAYCとかですね。
Clone Xとか、AZUKIも
BlueChipか。

そういった高級ブランド的な
立ち位置を確立してるものが
BlueChipといわれるもの。
そういったところも入るかな。
売れるっちゃ売れますもんね。
「売れそうなNFT」だけでは…

出たばかりのプロジェクトで
流動性の高いやつかなぁ。
そういうものを指してるのかな。
具体的なプロジェクト名とか
コレクションを指してはいなかった
ので、わからないんですけども
すごく見方としては納得できるところ。
1枚物のNFTアートとかが
ウォレットに1つ入ってあるって
クリエイターさんと密接につながってる
感じのウォレットになるじゃないですか。
見栄えの部分は、僕もすごく大事と思う。
ウォレットの”体裁”を整えるってのは
大事なことになってくるだろうな、
っていうのは感じたんですよね。
ウォレットの説明が抜けてました。
ウェブ上のお財布ですね。
その中に仮想通貨とかNFTとか
入れて、やりとりするというもの。
その代表的な存在が「メタマスク」と
呼ばれるもの。
ほとんどの方が使っているのは
イーサリアム系統のウォレットである
「メタマスク」というものです。
まだ他の人のウォレットを見たり
チェックしたりっていう文化には
育ってないと思うんですけど
いずれそういう世界が普通になると
思うんですよね。
Webウォレットは普通の一般的な
お財布をイメージすると
ちょっと考えられないかもしれないん
ですけども、全部見れちゃうんですよ。

他の人が持っているNFTも、保有する
仮想通貨の資産まで、すべて丸見え。
実世界でたとえると、財布のガマ口を
開けて、NFTのアルバムを持ち歩いて
いるようなもの(わかりにくい笑)。
つまり、全部見えちゃうんです。
ウォレットは「その人自身」を表すもの

何を指すかっていうと、つまり
その人の好みであったり
趣味であったり
思想であったり
あるいは資産や学歴といったものまで
体現するような、物になってくるんですね。
だから、美少女のNFTを持っている人なら
こういう子がタイプなんだとか
それこそBAYC1枚持っていたら
つまり保有資産さんが2千万、3千万ある
と同義なので、相当な資産家なんだなと。
資産の証明にもなると。
各種のproof、証明書としてのNFT。
Soul Bound Token(SBT)とか
新しい規格も出てきてます。
SBTが転売できないNFTですね。
免許証とかパスポートとか学位とか
公的証書も含めて、NFTに結びついたら
転売する必要はないじゃないですか。
むしろ転売されたら困るじゃないですか。
だから新しく転売できないNFTの規格も
も出ていて、それがSoul Bound Token
なんです。
SBTも含めて、NFTが人の経歴、人格を
表現するものになると。
だからweb3系の企業なんかは
人を集める、人を採用するときに
ウォレットって必ず見てると
思うんですよ。
逆に見ていないとweb3系の企業と
しては、かなり怪しいところ。
ウォレットを見るっていうのは
今SNSをチェックするとか
普通に人事がやっていることに
なると思います。
(チェックしますよね?w)
面接なんかで、自分をちょっとでも
良く見せようという行為は
自然なこと。”盛る”ことも可能。
嘘もつける。

そうなると企業も人も、どうしても
アンマッチになるリスクがある。
その部分は、高くなっていたのが
これまでの雇用のリスクでした。
その点、ウォレットを見たら
どうでしょう?
ウォレットは嘘をつけないですから。
web3系の企業に就職するときに
「NFT大好きです」といっていて
NFTを1つも持ってなかったら
またはgiveawayで集めたような
やつばかりだったら
「君本当にNFT本当に好きなのかね?」
となるじゃないですか。
どう考えても。
NFTは度々、ファッションって
たとえられますけども
ウォレットは、より「その人」を
表すものになると思うんですよね。
ファッションとか、わかりやすい言葉が
あればいいんでしょうけども、
もう「その人自身」って感じですよね。
だから思想や経歴、その人自身を
トータルで表すようなものに
ウォレットはなってくる未来が
もう始まっています。
まだまだみんなウォレットが
人に見られるって
意識は低いと思いますが
たとえばDeBankなんかを使えば
検索窓にウォレットアドレスを
打ち込めば、そのアドレスに入ってる
仮想通貨の額まで見れてしまう。
だから普段web3とかそういうところに
触れていない方には到底理解しがたい
感覚だと思うんですけども確実に
こういうムーブは大きく
なっているんですよ。
こないだリアルのイベントで
30名位の方の前でセミナーで
お話しをさせていただく機会が
あったんですけど
その会場で「NFTっていう言葉を
聞いたことがある方?」と質問したら
30人中2人ぐらいでした。
仮想通貨を持ってるのも2人でした。
NFTを保有している人はゼロでした。
年齢層が高めの集まりだから
仕方ないかもしれないんですけど
NFTも、この年齢層の市場を
取り込んでいかなきゃ話にならない
と思うんです。
ぶっちゃけ、1番お金を持ってる
じゃないですか。その層が。
実社会でも、例えば画廊に行って
アートを嗜んだりしてるの
実際に購入したりするのって
大概が高齢者だと思うんですよね。
まぁお金に余裕のある方々だ
と思うんですよ。
だから僕はNFTにはメディアマンとして
携わっている身なので
そういう層に届ける努力は、
こうして続けていかないと、と
思うわけなんです。
その会場でも、3人ぐらいは
眠ってたかな笑。

「ブロックチェーン」とか
「メタマスク」とか、いきなり
カタカナが出てくるんで、
当然でしょうが、やっぱり
“ちゃんとした”かたちでNFTを
買ってほしい、作ってほしい
じゃないですか。
それでも、30名の中にも
STEPNに興味を示してくださる方が
いたり「ビットコイン買った方が
ええか?」と聞いてくれたりする
おじいちゃんがいたり笑。
嬉しかったですよ。
こういう風にNFTを拡める活動は
していきたいですね。
ウォレットの話でしたね笑。
最後、あらぬ方向に行きましたねm(__)m
Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(新しいテクノロジー、NFTを楽しもう!)
