こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
OpenSeaで泳いでいます。
下の疑問を解決する記事です。

「OpenSeaがSolana(ソラナ)のNFTの取り扱いを始めたって聞いたけど、ソラナって、一体何?どうやって、OpenSeaでソラナの作品を売ったり買ったりできるの?」
2022年4月、OpenSea(オープンシー)がソラナNFTの取り扱いを開始しました。
世界最大のNFTマーケットプレイスが大きく変わる予感に、筆者は興奮を隠せません。
この記事を書く僕は、日本発NFT紹介サイト「We’re Japan NFT Creators!!」を運営。120万円以上のNFTアートを購入しているコレクター。毎日、OpenSea(開いた海)でジャブジャブしてる奴。
- OpenSeaの「NFT売り場」はこうなる!
- 「ソラナ(Solana)とは」を簡単に説明
- SOLの入手&ウォレット作成手順を解説
本記事を読めば、あなたもきっとOpenSeaの、そしてソラナ(Solana)の未来に興奮するはず。
OpenSeaの新しい “売り場” で、NFTを売買する準備もバッチリ整いますよ。
さあ、航海の時間です ( ゚∀゚)o彡
ソラナ(Solana)対応でOpenSeaの「売り場」はこうなる!

OpenSeaにおいてソラナ(Solana)は、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、 クレイトン(Klaytn)に続き、取引可能な4番目のブロックチェーンになります。
ブロックチェーンごとに特徴が違い、一概に「どれがいい」とは言えません。
主に使われてきたイーサリアムとポリゴンに、ソラナを加えたOpenSeaのイメージ図が以下。



各「売り場」のマーケットサイズは、以下の2022年3月の取引額で感触がつかめるかなと。
▼2022年3月:OpenSeaイーサリアム総取引額→約3,000億円

▼2022年3月:OpenSeaポリゴン総取引額→約62億円

▼2022年3月:MagicEdenソラナ総取引額→約930億円
※MagicEdenとは、ソラナチェーンの取引をほぼ独占していたNFTマーケットプレイス。

表にまとめると以下。
※ソラナはMagicEdenのデータ参考。相対的な比較です。
イーサリアム島 (Ethereum island) | ポリゴン島 (Polygon island) | ソラナ島 (Solana island) | |
---|---|---|---|
人口 | 超多い | 少ない | 多い |
OpenSea取引量 | 多い | 少ない | ? |
商品価格帯 | 高額商品多い | 少額商品多い | 幅広い価格帯 |
ガス代(手数料) | 高い | なし | 激安 |
オークション | 可能 | 不可 | 可能 |
購入者の負担 | 高額なガス代 | ポリゴンへのブリッジ(両替) | SOLの入手、対応ウォレットの用意 |
処理速度 | 遅い | 速い | 超速い |
ポリゴンはイーサリアムネットワークのセカンドレイヤー上に構築されたプラットフォーム、いわば地続きです。ソラナは、まったくの別物(次項で詳述)。OpenSeaのアップデートが、いかに大きなものか分かると思います。
「OpenSeaの売り場にソラナってのが加わったんだな」の認識で十分ですが、せっかくなので、もう少し詳しくなっておきましょう。
わりと興奮します( ゚∀゚)o彡
OpenSeaが対応したソラナ(Solana)とは?を簡単に説明します

ブロックチェーン名 | Solana |
通貨・シンボル | SOL(ソル) |
現在の価格 (2022年4月時点) | ¥14,102.62 |
時価総額ランキング (2022年4月時点) | 7位 ¥4,601,828,105,639 |
ソラナ(Solana)の主な特徴が下記。
- その①:処理速度が速い!ガス代が安い!
- その②:「レイヤー1」のみで、処理完結
- その③:たくさんのプロジェクトと連携
上記のとおり。
順に説明します。
ソラナ(Solana)の特徴①
処理速度が速い!ガス代が安い!
ソラナはトランザクションの処理速度が非常に速いことで知られます。
主要なブロックチェーンと比べてみます。
ブロックチェーン | 1秒あたりのトランザクション処理速度数 | ブロックの生成速度 |
---|---|---|
ソラナ(SOL) | 約50,000件 | 0.4秒 |
ビットコイン(BTC) | 6-7件 | 600秒 |
イーサリアム(ETH) | 13−15件 | 300秒 |
一目瞭然ですね。
ビットコインやイーサリアムを「亀」にする破壊的なスピードを誇るのがソラナです。
ガス代(手数料)も激安です。
目安は0.00005ドル(=1円未満!)。
ソラナ(Solana)の特徴②
「レイヤー1」で完結
ちょっと小難しい話を、すいません。
わかりやすく説明します。
ソラナは高速処理&低コストで運用できるため、トランザクション処理を単独(レイヤー1のみ)で完結できます。
背景の説明が要りますね。実はイーサリアムなどではスケーラビリティ問題(処理の遅延、ガス代高騰)を解決するために、外部(レイヤー2)の力を借りています。処理がおっつかないから、手伝ってよという感じです。
※レイヤー1=ブロックチェーン、レイヤー2=ブロックチェーン外での取引。最近ではブロックチェーンを用いた「オンチェーン型」のレイヤー2もあり(ややこしいですね…)
OpenSeaで取引経験のある方は、感じたことがあるでしょう。
「イーサリアムETHに、ポリゴンETH?…わけわからん!」と。
混乱ですよね。通貨の交換にガス代も手間も、かかります。
これはレイヤー1のイーサリアムとレイヤー2のポリゴン、レイヤーの違いに起因します。
ソラナは、レイヤー1で完結!
素晴らしいですよね。
もう「どっちのETH?」と頭を悩ませることはありません。
ソラナ(Solana)の特徴③
たくさんのプロジェクトと連携
ソラナは300以上のプロジェクトと連携、その基盤となっています。
参考:https://solanaproject.com/

最近、目立つのは歩いて稼ぐ「STEPN」ですね。
STEPNもソラナブロックチェーンを基盤にするアプリです。

STEPNを体験した方は、UXの素晴らしさを感じたはず。
筆者もバシバシに感動しました。
STEPNの土台は、そうソラナです。
以上3つがソラナ(Solana)の主な特徴です。
おさらいします。
- その①:処理速度が速い!ガス代が安い!
- その②:「レイヤー1」のみで、処理完結
- その③:たくさんのプロジェクトと連携
破壊的なチェーンであることが、おわかり頂けたと思います。
事実、ソラナは「イーサリアムキラー」なんて呼ばれ方もしますね。
次項からいよいよ、OpenSeaでソラナNFTを売ったり買ったりする手順の説明に入ります。
小難しい話が続きました。
疲れた方は一服を( ^^) _旦~~

OpenSeaでソラナNFTを売買しよう:①SOLを入手する

OpenSeaでソラナNFTを売買するためには、仮想通貨「SOL」を入手する必要があります。
SOLは、以下のいずれかで入手できます。
・その②:国内の仮想通貨取引所で唯一SOLを取り扱うFTX Japanで購入
上記のいずれか。
国内の仮想通貨取引所に口座を持っている人は「その①」が早いかなという感じです。
余談ですが以前、当ブログの記事で「SOLを入手するには海外の仮想通貨取引所で交換するしかないー!」と書きました。記事を見た仮想通貨取引所のご担当者さまから「うちはSOLを扱っていますー!」と連絡を頂きました。それがFTX Japanさん。勉強不足でした…。この場にて、お詫びと御礼m(__)m
ここでは「①海外の仮想通貨取引所で、”なにか”の仮想通貨と交換する」手順を説明しますね。
以下が手順のイメージです。
※「その②」の方法で購入したい方は仮想通貨ソラナ(Solana/SOL)の買い方【日本の取引所で購入する】をどうぞ。
コインチェックなどの国内取引所で、ビットコインを購入
↓↓↓
バイナンスなどの海外取引所でビットコインをSOLに変換
▼①:コインチェックでビットコインを入手する
コインチェックコインチェックの口座開設を終えビットコインを入手したら、次はバイナンスの口座開設ですね。
▼②:バイナンスの口座を開設する
仮想通貨取引所バイナンス(Binance)の口座開設は、国内の取引所に比べて手軽です。
※国内の仮想通貨取引所に口座を持っている人に、この手順を推薦した理由です。
バイナンスの口座開設はバイナンス公式から以下の3つで完了です。
- その①:アカウント作成
- その②:本人確認
- その③:二段階認証設定
上記のとおり。
手続き自体は、5分程度あればできます。
ここまでで以下の状態になっていればOKです。
すべてOKですか?
では、SOLをゲットしにいきましょう( ゚∀゚)o彡
▼③:仮想通貨SOLを入手する
いよいよ仮想通貨「SOL」をゲットしにいきます!
送って、替える、の2つだけです。
1:コインチェックからビットコインを送金
※0.0005BTCの手数料がかかります。
まずバイナンスの入金アドレスをコピーをします。
(バイナンスにログイン → フィアットと現物 → ビットコイン入金 → アドレスコピー)



次はコインチェック側です。
バイナンスでコピーしたアドレス宛に、ビットコインを送ります。

宛先(バイナンスのアドレス)、送金額を入力し「次へ」。

最終確認して送金を実行します。
2:ビットコイン(BTC)とSOLを交換
ビットコインとSOLを両替します。
30秒あれば済みます。
バイナンストップページから「コンバート」をクリック。

振替元「ビットコイン(BTC)」→振替先「SOL」に設定。
※「最大」を押すと手持ちのビットコイン全額が表示されます。

以上で、仮想通貨SOLをゲットできました!
念のため「フィアットと現物」を確認しておきましょう。

SOL、ありますね!
お疲れさまでした。
次はソラナウォレットを作りにいきます( ゚∀゚)o彡
OpenSeaでソラナNFTを売買しよう:②ウォレットの用意

OpenSeaのソラナNFTを売買するには、Solanaブロックチェーンに対応するウォレットが必要です。
OpenSeaが対応するソラナウォレットは、Phantom か Glow。
参考:How do I purchase SOL?(OpenSea)
ここからは利用者が多いファントム(Phantom)ウォレットを作る手順を解説します。
名前は怪しいですが、メタマスクと似ており、とても使いやすいウォレットです!
▼①:ファントムウォレットをクローム(GoogleChrome)に追加する
ChromeウェブストアからPhantomを追加します。

▼②:ウォレットを作成する
1:ブラウザ拡張機能に入った「おばけ」マークをクリック。
ファントムウォレットが起動するので「新規ウォレットの作成」を押す。


2:パスワードを設定します。

3:シークレットリカバリーフレーズをメモ。続行を押す。
※目のマークにカーソルをあてるとフレーズが表示されます。

4:ショートカットキーの案内が出るので「続行」を押す。

5:「完了」を押す。ウォレットが作成されました!

OpenSeaでソラナNFTを売買しよう:③ウォレットに入金

最後に、作成したファントムウォレットにSOLを入金します。
▼①:ファントムを起動し、入金アドレスを表示。コピーします。

▼②:SOLを持つ口座から、コピーしたアドレス宛に送金する。
※下記画像は筆者STEPNのウォレット。

「Transfer」を押す。

ファントムウォレットのアドレスをペースト(またはQRコード読み込み)。

「Confirm」を押して、送金完了。

以上。
1分とかからず、着金が確認できました!
さすが、はえーー!です。

OpenSeaにも、つないでみましょう!
OpenSeaでウォレット接続からPhantom(ファントム)を接続。

ファントムウォレットが起動するので「接続」を押す。

接続されました!

OpenSeaでソラナNFTを売ったり買ったりする準備が整いましたね!
そらな、楽しみやで。
本記事を更新する2022年4月8日。まだOpenSeaのソラナ(Solana)でコレクションは作成できません。一部のパートナープロジェクトから販売を開始し、近く一般公開とのこと。Coming Soon!!

では。
Now let’s enjoy the new technology, NFT!!
(さぁ新しいテクノロジー、NFTを楽しみましょう!!)
