
「本屋さんの店主になってみたい!」
本好きなら誰でも憧れたことがありますよね?
しぶ~い感じで、なんでも知っていそうな、口ヒゲをたくわえた物静かな本屋のオーナー…。
店主のイメージは完全に私の妄想ですが、本好きの夢が現実となる記事が朝日新聞(12月3日付夕刊)に掲載されていたので、紹介します。

本屋もシェアビジネス時代です。
シェア本屋を利用すれば、誰でも本屋の店主になれます!
シェアビジネスの波は本屋にも【みつばち古書部】

紹介されていた本屋は大阪・阿倍野区にある古書店「みつばち古書部」。
「日替わり店主の店」と看板に記されています。
四方で仕切られた本棚のスペースを借りて、思い思いの本を並べられるというもの。
もちろん、古本でも自分が書いた本でもOK。
棚ごとにも屋号が付けられるから、個性も出せますね。

まぁぶっちゃけ、ここまでなら単なる間借りなんですが、この店のおもしろいところは交代制の店番があること。
本当の「本屋のオヤジ(マダム)」になれるんですね。
もちろん店番に対しての報酬も出ます。
シェア本屋の収益はどうなる?【みつばち古書部】

「みつばち古書部」の本が売れたときの収益分配
・自分の本が売れたら9割
・書店へ1割
・自分の本が売れたら7割
・当日店番に2割
・書店へ1割
●特徴1
自分の本が売れたときの収益が店番時と非番時で変動
(例)1,000円売り上げた時の収益
店番時:900円 非番時:700円
●特徴2
店番としての「賃金」も得られる
(例)5,000円分の本(自分の本以外)が売れたら
5,000×0.2(店番賃金の2割)=1,000円
●特徴3
店番時には自分の棚を好きな位置に移す権利を得られる

店番は月1回ほどのペースで、そのときに自分の棚の本の入れ替えや補充もできますから合理的なシステムですね!
シェア本屋の人気と拡がり


「ブックマンション」の立ち上げにはクラウドファンディングで支援金を募り、目標額を超える575万円が集まったというから注目度の高さがうかがえます。
「ブックマンション」のオーナーがコンセプトや収益モデルを語っているインタビューがこちらに掲載されていました!
シェアビジネスの波は書店にも:まとめ
報酬だの収益だのとは書きましたが、シャア本屋は利用する側からすればやっぱりロマンですね!
「みつばち古書部」で店番の日には、本好きのお客さんとのコミュニケーションも楽しめそうです。
ほうきでパタパタやりたい(イメージw)