こんにちは、とち( @tochi1203 )です。
DAOが変える未来を信じています。
「Web3」や「DAO」といった概念は、とても新しいものです。「正解」はありません、「間違い」もありません。本記事を読んで、基礎知識だけ付けたら、新しいテクノロジーがもたらす未来を、自由に想像してください。誰に咎められるものでもありません。こんな楽しい想像はありませんyo!
DAOとは?新しい組織形態が変える世界を解説【前提:Web3の基礎理解】

DAOの前に「 Web3 」の説明が、どうしても必要です。
「知ってるよ!」って方は、飛ばしてください。
「 Web3 」なので、当然、「 Web1(ワン) 」も「 Web2(ツー) 」もあるわけです。
「インターネットとの関わり方」をイメージすると、違いがわかりやすいと思います。

- Web1 = 一方通行型
- Web2 = 双方向型
- Web3 = 分散型
簡単に説明しますね。
「Web1 = 一方通行型」とは、ホームページで情報を受信する時代。
「Web2 = 双方向型」とは、SNSでやり取りする時代。
ここまでは、わかりやすいですね。
「Web3 = 分散型」が難しい…。
「情報・データの持ち主」をイメージしてみましょう。
- Web1 = Google とか Yahoo! とか
- Web2 = Twitter とか Facebook とか Instagram とか
- Web3 = 「個人」
- 「Web1 = Google とか Yahoo! とか」
知りたいことを検索したら、Googleが教えてくれる。 → Googleが情報を持っている。
- Web2 =「 Twitter とか Facebook とか Instagram とか」
→ ユーザーは Twitter社 や Facebook社( Meta社 )を介して、つながっている。 → 情報はSNS運営会社が持っている。
GAFAM(ガーファム)を代表するビッグテック企業に、権力が集まりすぎて、富が集まりすぎて、「ちょっとおかしくない?」となったわけですね。
このWeb2世界(今!)のカウンター的に始まった思想が「Web3」です。
- Web3 = 「個人」
たとえば、Twitterでのフォロー&フォロワー関係(ソーシャルグラフ)が、Instagramでも使えるイメージ。 → 情報・データを個人が ”持っている”。
「Web3」の技術基盤が、そう、ブロックチェーンです!
DAOとは?株式会社と比較してみよう【会社からの解放】

DAOとは、「 Decentralized Autonomous Organization 」の略称。
直訳すると「自律分散型組織」。
意味わからんですねw
全然、覚えなくてOKです。
「NTT」の正式名称がわからなくても、電話はかけられます。
ひと言で「DAO」を表現するのは難しいですが、考えました笑。
現在のWeb2世界へのカウンターカルチャー的な視点です。
「 会社からの解放 」
こんなん、どうでしょう?
かなり ”しっくり” きてます。
使っていいですよ!笑
具体的に「 DAO 」が、どういった組織形態なのかー、を説明します。
現行の「 株式会社 」と比較することで、”その輪郭” は見えてきます。
図解を作成しました ↓

まーーーったく、違いますね !
上記8つの中でも、もっとも大きな違いは「管理者が、いるかいないか」。
この点でしょう。
株式会社には社長がいて、部長がいて、その上には株主がいて…、が一般的な構図です。
最初の株式会社と言われる「東インド会社」創設(1602年)以来、400年以上も(いろんな変化はあれど)、このフレームワークを使ってきました。
まぁでも、考えてみたら色々とおかしなことがあるよね、会社って。
その会社体系の不条理、歪みを解決してくれる可能性のある組織形態が「 DAO 」です。
【参考】完ぺきなDAOとは?

前項で、株式会社と比較して、DAOを説明しました。
普通、思いますよね?
「そんな管理者も、上司も部下もいない組織ができるんかい? 桃源郷ちゃうんかい?」と。
ごもっともで、完ぺきな DAO なんてのは、、、
ありません笑。
それでも、DAOとして ”ほぼ完ぺき” に回っているものもあります。
ビットコインです。
イーサリアムです。
上記2つの説明を始めると、3日はお時間を頂戴することになるので、割愛しますww
端的にいうと、ビットコインも、イーサリアムも、「中央管理者なしに分散的にワーク(稼働)している」点で、”パーフェクトなDAO ”と評されます。
海外&国内のDAOを紹介します

実は、すでに国内外にたくさんの DAO が生まれています。
海外のDAO
ひと目で「こんなにあるのか!」が分かる資料がないか、探しました。
ありました笑。
たくさん、ありますね。
筆者、関わりを持つのが「Product DAOs」にある「Nouns DAO」。
メガネのキャラクターが特徴のNFTプロジェクトです。
Nouns DAOのT-シャツ(写真下)を販売したり、Webサイトを作ったりしています。

このT-シャツとか、NounsDAOから特別な許可をもらって販売したわけじゃありません。
NounsDAOは、著作権を放棄する「CC0(シーシーゼロ)」を宣言しています。
つまり、誰でも「このメガネ君」を使っていい(もちろん商用利用も!)わけです。
Webサイト制作も報酬をもらっています。
この破壊力はスゴイですよ!
報酬を受け取る僕も、支払い側(NounsDAO)も、どこにも「会社」は存在しません。
仲介者だっていない。
「キャラクターブランドを拡めた」という、その ”貢献性” に対してのみ、お金が回るんです。
破壊的ですよね。
「Nouns DAO」については、NFT×DAOの完成形?「Nouns」のココが凄いんだお! をどうぞ。
筆者、「Media DAOs」の「Bankless DAO」にも参加しています。
(全然、活動できてないけど…)
一度、「日本のノード(メディア)を立ち上げてほしい」と依頼を受けました。
(いつか、貢献しますww)
このように「複数のDAO」で、活動することも、もちろん可能です。
国内のDAO
「和組DAO」「Ninja DAO」「國光DAO」など、日本にもたくさんDAO(を名乗る組織)が生まれています。
インフルエンサーのイケハヤさんが運営する「Ninja DAO」には、DAOで活躍する方への取材を通じて、「ホンモノのDAOっぽい!」と感動しました。
» 「うわっDAOやん!」って感じた話(音声)
前ZOZO社長の前澤さんが立ち上げた「MZ DAO(エムズィーダオ)」も話題です。僕は思考がひねくれてるので、「前澤さんが前面に出てる時点で、分散化の観点で、どやねん…」と思うわけです。ひねくれ…いけませんね。
DAOは極めて「体験的」なものです。
興味を持ったら、飛び込んでみましょう。
「合わない」と感じたら、すぐ退散すればいいのです。
気軽に参加・退場ができるのもDAOの魅力です。
あっ!
「ブログDAO」始めました!(←宣伝ヘタw)
興味あれば、どうぞ!
»【発足】日本のNFTアートとテキストをつなぐ「WJNC!! ブログDAO」